毒親とは?|自分の親は毒親とは言えないかもと悩む人へ
そこに描かれている毒親は、よく暴力をふるっています。
また、Twitterでは、
「友達の毒親話は毒親とは言えない。本物の毒親育ちをなめないでほしい」
といったまさかの毒親育ちマウントをとっている人までいました。
しかし、私からしたら、子を虐待する親は虐待者であり犯罪者であると思うのです。
そうした犯罪者を「毒親」とくくってしまうことで、かえって被害がぼやかされてしまう恐れはないでしょうか。
「毒親」はもっと広い範囲で当てはまるべきだと、個人的に思っています。
虐待を受けているわけではない
でも自分勝手な親に振り回されてきた
酷いことを言われ続けた
親におびえ続けている
10代の間に良い思い出がない
犯罪の被害を受けていたわけではないので、こうした苦悩はただ我慢するしかなくなってしまいます。
また、毒親から受けた苦しみを断片的に誰かに話したところで、
「心配してくれてるだけだよ」
と片付けられてしまいます。
虐待されていたわけではない「毒親育ち」はこうした苦悩があるように思います。
自分の親が毒親と言えるか悩む必要はないと思います。
「自分の親は毒親である。それなら距離を置こう。自分自身のために生きよう」
そう思って前に進むきっかけになるなら、それで良いのです。